大祓式と除蝗祭を斎行

大祓式と除蝗祭

令和7年7月13日(日曜日) 午後5時から初夏恒例となる「大祓式」と「除蝗祭(虫送り)」を執行させていただきました。

除蝗祭での太鼓の渡り

「大祓式」とは、この半年間の間に知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い清め、心身を清浄に保つための神事とされ、7月は「夏越大祓」とも言われますが、半年間の罪や穢れを祓い清ていだくため、自治会役員が参列し執行されます。

「除蝗祭」は牧町では『虫送り』と言われ、害虫駆除や五穀豊穣を願い執行されます。
牧町では、神事を執り行う神事係が東・西に判れ、御幣を先頭に火を灯した神事係の持つ提灯、各組の氏子(子供たち)が持つ高張提灯と大太鼓がそれぞれ町の境界に向け練り歩き、御幣を町の境界に設置し、帰りは提灯の灯を消して帰って来ます。

これは、提灯の明りに寄って来る虫たちを町の境界までおびき出し、帰りは提灯の灯を消すことでおびき出した虫たちを町の外に送り出すという風習です。
昔は個々の農家が神社で焚き上げられる灯を葦に分けていただき、個々の田んぼに刺してまわり、五穀豊穣を祈念していましたが、最近は五社神社境内における神事と子供達を中心にした行事となっています。

大祓式・除蝗祭の斎行が終わり、御幣を先頭に、神事係や組提灯、太鼓が害虫を町外に追い払うため、町の境界まで練り歩きます